2007年7月5日木曜日

Summer of Love から 40年経った Haight-Ashbury で [diary]

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San Diego を発ち San Francisco に到着.
今日こちらは独立記念日で1日オフだったので,Haight-Ashbury をぶらついていた.

Haight-Ashbury は,1960年代のヒッピーカルチャー発祥の地として知られる場所である.かつては数十万人ものフラワーチルドレンが集まり,Jerry Garcia が駆け抜け,Janis Joplin が女王となった地だ.

私自身,Haight-Ashbury には何度か来たことがあって,始めて訪れた時には少しばかり感動して,Buena Vista Park の芝生に寝そべって Janis を聴きながら浸ったものだが,なぜか今ではびっくりするぐらいこの場所に感動を覚えない.

事実,今日も私はまるで下北沢か高円寺にでも出かけるような感覚で,ここにたくさん連なる古着屋とレコード屋を目当てに行くだけだった.

何度目かの訪問で「慣れてしまった」と言ってしまえばそれまでだが,それでも当時のルネッサンスの狂気が少しでも残っていれば,何度来ても慣れることは無いと思うのだ.

確かに今でもここにはヒッピー崩れがたむろし,ストリートの雰囲気も当時の面影が少しは残っているのだろう.

だが Summer of Love から40年経った今,私にとっては半ば観光地に成り下がった Haight-Ashbury よりも,松本人志の「荒城の月」の方がよっぽどアナーキーに感じるよ.


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